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新年のご挨拶

三菱UFJ銀行健康保険組合
理事長 江連 雅紀

あけましておめでとうございます。

被保険者ならびにご家族の皆さまにおかれましては、清々しい新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。また、平素より当健康保険組合の事業運営につきまして、格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、少子高齢化が進む我が国では、昨年(2025年)、団塊の世代がすべて75歳以上となりました。2040年にかけてさらに高齢者人口が増え続けることが予想され、健康保険組合の支出の4割を占める高齢者医療拠出金は今後も増え続ける見込みであり、健康保険組合の財政にとって厳しい状況が続く見通しです。そのため、高齢者の医療費を現役世代だけでなく、広く社会全体で支える仕組みの構築が不可欠となっています。

2025年は、従来の健康保険証からマイナ保険証への切り替えを推進してまいりましたが、過去の診療の情報を医師などとスムーズに共有することで、質の高い医療が実現しつつあります。たとえば、救急搬送時でもマイナ保険証があれば正確な医療情報を救急隊員に伝えられる「マイナ救急」システムが昨秋から全国展開され、その利便性は今後さらに高まることが期待されます。

また、本年4月からは子どもや子育て世帯を全世代が支える「子ども・子育て支援金」がスタートいたします。少子化対策を促進するための取り組みにつきましてもご理解とご協力をお願い申し上げます。

わが国の健康寿命は、男性が72.57歳、女性は75.45歳で、世界でも最高水準を誇っています。年齢を重ねても生活の質を保ち、いきいきとした毎日を送るために、生活習慣病の発症リスクが高まる40歳以降の方は、がん検診など少し踏み込んだ健康チェックを意識していただくことが肝要です。当健康保険組合としても、健康寿命のさらなる延伸を重要な使命のひとつと捉え、今後も、生活習慣病を未然に防げるよう、皆さまの健康づくりを支えてまいります。

被保険者ならびにご家族の皆さまにおかれましては、新年を機に、今一度、ご自身の健康管理にご留意いただき、日々の健康づくりにお取り組みいただきますようお願い申し上げます。

最後に、皆さまのますますのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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