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新年のご挨拶

三菱UFJ銀行健康保険組合
理事長 江連 雅紀

あけましておめでとうございます。

被保険者ならびにご家族のみなさまにおかれましては、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。また、日頃より当健保組合の事業運営に対し、多大なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、2022年から団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり始め、今年はすべての団塊の世代が75歳以上となります。急速な少子高齢化がさまざまな分野に影響を及ぼすことから「2025年問題」と呼ばれ、とくに医療保険や介護保険、年金など社会保障制度への影響が懸念されているところです。今後もペースは緩やかになるものの後期高齢者の増加は続き、4人に1人が後期高齢者になると推計されるなか、国では持続可能な社会保障制度の構築に向け、能力に応じて全世代が支え合う「全世代型社会保障」の構築をめざし検討を進めています。賃上げによる保険料収入の増加を上回る保険給付費と後期高齢者支援金の増加により多くの健保組合が厳しい財政状況にあり、抜本的な制度改革が求められています。


また、昨年12月2日には従来の保険証の新規発行が終了し、マイナ保険証を基本とした仕組みに移行しました。マイナ保険証は医療DXの基盤となるもので、各種情報連携による質の高い医療の提供と効率化、患者の利便性向上や個人の健康管理の増進が期待されます。従来の保険証も12月1日の経過措置期限まで使用可能ですが、世界に先駆けて超高齢社会に直面するわが国において社会保障制度を維持するためには、マイナ保険証の利用率をさらに高め、医療DXを推進することが不可欠です。

当健保組合ではこのような環境の変化に対応しながら、デジタル活用の推進をはじめ、コラボヘルスによる健康経営の取組みや重症化予防対策を継続するとともに、新たに女性特有の健康課題や重複投薬・多剤投与問題等に対応する保健事業を展開してまいります。みなさまにおかれましては、当健保組合が実施する各種健康づくり事業を積極的にご活用いただき、日々の健康づくりに留意され、医療費節減にご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

結びに、今年一年みなさまのますますのご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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