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生活環境が変わる春も起こりやすい
気象病にご用心

春は、入学や就職、異動など、生活環境の変化による疲れやストレスがたまりやすい時期です。さらに、くもり・雨のぐずついた天気や季節の変わり目の寒暖差が加わると、頭痛やめまい、関節の痛みなどを発症することがあります。このような気圧・温度・湿度の変化によって起こるさまざまな体の不調を、総称して気象病と呼びます。この不調に悩まされている人の数は1,000万人以上ともいわれています。

天気が悪い日などにあらわれる主な不調

こんな人がなりやすい

女性に多い
片頭痛や喘息、神経痛などの持病がある
乗り物酔いしやすい

こんなときになりやすい

くもりや雨の日

天気が悪くなる2~3日前
梅雨や台風のシーズン
季節の変わり目など寒暖差のある日

気象病のメカニズム

気象病に大きく影響するのが、気圧の変化です。耳の奥にある内耳には気圧を感知するセンサーのような役割があり、気圧の変化を感じとると、平衡感覚を司る前庭神経を刺激します。それによって、自律神経のバランスが乱れると、体を活発化させる交感神経の働きが高まり、脳血管が収縮して頭痛やめまいなどの症状があらわれます。とくに気圧が低下する梅雨や台風の季節に起こりやすく、持病のある人は症状が悪化することもあります。

自律神経を整える生活習慣で予防&対処しよう

  • 規則正しい生活リズム

    ・早寝早起き
    ・バランスのとれた食事
    ・適度な運動
    ・入浴
    ・十分な睡眠
    ・ストレスをためない

  • 天気と体調の関係を記録

    毎日の天気や気圧、体調や痛み、睡眠等を記録、自分の不調と気象との関係をチェックし、セルフケアにいかしましょう。

頭痛やめまいなどの症状は他の病気も疑われますので、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。

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