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寒暖差疲労に気をつけて
私たちの体は、寒いときは熱をつくり、暑いときは発汗して熱を放出するなどして体温を一定に保っています。それは自律神経が働いて、自分で意識しなくても体温を調節しているからです。そのため気温差が大きくなると、自律神経が過剰に働き、自律神経が乱れたり、エネルギーを消耗したりして「寒暖差疲労」を起こしてしまうことがあります。
寒い日、暖かい日を繰り返しながら冬に向かうこの時期、寒暖差疲労に気をつけましょう。
こんな症状はありませんか?
〔寒暖差疲労の症状の例〕
生活習慣を整えて、寒暖差疲労を予防しよう
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❶栄養バランスのよい食事や十分な睡眠をとり、 規則正しい生活をする
朝日を浴びたり、朝食をとったりして、体内時計を整えよう。
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十分な睡眠で疲労回復。
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❷散歩やストレッチ、筋トレなど、 適度な運動を行う
運動は自律神経を整え、体を温めます。
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首、背中など、反動をつけずにゆっくり伸ばそう。
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筋肉が少ないと、熱がつくられにくいため体が冷えやすく、寒暖差疲労につながりやすくなります。
温活のすすめ
秋から冬に向かって、朝晩は冷え込むようになっていきます。前日との気温差だけでなく、1日のなかでの気温差にも気をつけ、上手に体を温める工夫をしましょう。
●入浴
シャワーだけで済ませず、40℃前後のお湯に首までつかり体をよく温めましょう。
●服装で調節
マフラーやネックウォーマー、レッグウォーマーなどを使い、気温に合わせて上手に調節しましょう。
体を温める食べ物や飲み物をとるのもおすすめ。